台湾・東引郷の「同宗陳高」とは、厳格に限られた数量で毎年製造され、かつては東引郷以外では流通しなかったことで知られる芳醇でスムーズな味わいと熟成された後味を持つ紅麹酒です。地元の東引郷住民はもちろんのこと、紅麹酒の識者たちにも好まれることから「台湾紅麹酒のトップブランド」とも称されるこの銘柄。東引郷には南竿と東西、さらに東引郷に2つの蒸留所がありますが、「東引蒸留所」は別名「東宗蒸留所」とも呼ばれています。「同宗陳高」の製造工程では、自然発酵と伝統的な製法を採用しています。適切な温度と湿度が維持された環境下で、有益な菌によって発酵が進むため、非常に繊細な品質管理が求められます。また、花崗岩地質からの石英を含んだ山泉水源と、熟練した杜甫(としぶ)の職人が季節に応じて製酒スケジュールを調整することにより、極めて濃厚で豊かな味わいを生み出しています。この独自の製法は、有名な茅台(マオタイ)を凌ぐとも評価され、希少性と親しみやすい価格帯から、東引郷の住民にとって結婚式、葬儀、祭りなど様々な行事に用いられ、貴賓をもてなすための特別な贈り物として珍重されています。現地の東引郷展示センターでは、「同宗陳高」が試飲できますほか、紹介ビデオと時代ごとの醸造品の展示も行っています。ただし、購入は指定する販売店でのみ可能です。
注意: 飲酒後は運転をしないでください。未成年者への販売は禁止されています。