三隆宮(さんりゅうぐう)、一般的には王爺廟と呼ばれ、池府三神爺(チーフーサンシンヤー、チー氏の三神)を祀り、三夫人(サンフー・チエンシュイ、SAN FU QIAN SHUI)に捧げられている。伝統によると、祀られている三千水(サンチェンシュイ、さんせんすい、三神)は、小さな船に乗って小琉球に到着し、仮の神社を造ったという。三隆宮の三夫人のための、三年に一度行われる安全祈願祭(アンチフェスティバル)は、琉球で最も重要なイベントのひとつである。この機会に、海外に住む住民が多く帰省し、家族団欒を楽しむ。琉球の漁船は運航を停止し、小琉球の港に船を係留し、大小様々な船で港を埋め尽くす。地元政府は、主祭前の夜、花火を伴った文川廟祭り(ウェンチュアン・テンプル・フェスティバル)を開催し、空気を最高の盛り上がりにさせている。島では、社会的地位に関係なく、男性が輿棒を担ぎ、女性が行列や訪問者用の食事やおやつを準備する。行列の沿道では飲み物が自由に提供され、これらの共同の儀式は、小琉球が神々の到来を敬意をもって迎えるという、ユニークな伝統を象徴している。