「謝萬長記念館」は2006年に設立された「謝博士コレクションルーム」から拡張されたものです。謝博士の50年間にわたり公務を務め続けた期間(副総統時代まで)に収集された、合計2,549点の資料が保管され、メダルや美術品、書道作品、絵画、重要な文書などが、朝陽科技大学に寄託されております。コレクションは学術教育や研究に活用され、記念館は同時に芸術・文化交流スペースとしても機能しています。
朝陽科技大学図書館の5階に位置し、建物面積は116.5坪(約385平方メートル)に及びます。館内は3つのゾーンに分かれており:
「入口ホール - 日時計」では、謝博士の個人的な人生の時系列を反映した日時計が展示され、副総統時代に受賞した定遠勳章も掲示されています。
「美術作品およびデジタル資料展示室」は、日時計のモチーフや嘉義市の上空からの眺め、市の花などのデザイン要素から構成され、謝博士の行政の功績をマルチメディア形式で表現しています。スペースには大型のタッチスクリーンコンピューターや複数メディア視聴室が設置され、デジタル化された博物館資料をインタラクティブに体験できます。
「特別収蔵ルーム」では、謝博士のプレスリリース、講義原稿、新聞報道、重要な会議記録が展示され、さらに数々の栄誉学位の装飾、際立った書道作品・絵画、そして独自の芸術コレクションとも並列して展示されています。