「台中市芸術家記録館」は、港芸術センター展示ホールの2階に位置し、約340㎡の敷地を有します。1999年に設立され、2001年に正式に開館した本館は、台中大域地域における芸術の発展を記録する文化の拠点となることを目指し、過去から現在までの台湾芸術家の作品・映像資料・文書を収集・整理・展示しています。過去20年間にわたり、本館は台中大域地域に関係する芸術家のテキストおよびビジュアル資料を継続的に収集し、展示し、一般の方々に地域の芸術発展、芸術家の系譜、キャリア、業績を理解していただく手助けをしています。2020年からは、本館の主要スペースを子ども向けの芸術教育エリアに改装し、以下の新しい空間を設置しました。
- **アートゴールデンハウス**:主に芸術関連書籍を展示しています。2020年以降、モバイル芸術家記録館プロジェクト(現在は「アートパパゴ!」プロジェクトへ改称)を取り入れ、訪問学生の審美的感性を養うアート鑑賞コースを提供しています。
- **アート体験教室**:このエリアには「グループペインティング創作ゾーン」「ゲームインストレーションゾーン」「審美教育ウォール」「アートパズルパフォーマンスゾーン」などの空間があり、学校・教師・学生・家族が利用できる施設を備えています。
- **絵本ストーリーハウス**:このセクションでは、寄付や中古書の購入を通じて約200冊の絵本を集め、訪問家族やアート鑑賞コースの併用で読書資料として提供しています。
2022年からは、新たに「レジデントアーティスト展覧エリア」を追加し、館が選定した芸術家の作品を展示し、アート鑑賞コースを提供することで、より多くの地元学校や家族を招待し、授業への参加を促進することを目指しています。
**開館時間**:火曜日~日曜日、09:00-17:30(月曜日・国民の祝日、旧正月を含む日を除く)
**本館住所**:台中市清水区中正路21号