坪林吊橋の両脇には、魚を眺める遊歩道が設けられている。坪林賞魚步道は北勢渓と鯢魚渓を結び、全長約3.9kmで台湾最長の魚見遊歩道である。流れと茶畳をめぐり、翡翠の山稜と群れる魚に挟まれる。平坦な道は歩きやすく、澄んだ水の中で魚が戯れ、鳥が獲物を狙っているのが見える。
北勢渓步道
吊橋を渡って左へ。北勢渓沿いには、魚の遡上を助ける魚道が設置されている。封渓(水域保護)のおかげで水は澄みきっており、タンゴやウグイが滑るように泳ぐのが観察できる。一方、サギが獲物を待っている。繁殖期には、数十羽のダイサンが坪林旧橋の木に列をなし、雛がエサを求めて鳴き声を上げる。
距離:1.8km(ループ)
標高:181–199m
路面:コンクリート、磨石、木製遊歩板
所要:約35分
鯢魚渓步道
吊橋を渡って左へ、台北水源環境教育センターを過ぎる。自転車と歩行者の共用道で、穏やかな水路と山並みが続く。ガラス床のビューポイントでは、床が透明なので眼下の魚を見下ろせ、スリルと親密さを同時に味わえる。歩行者専用区間は福德宮が終点、そこから先は下流方面へ自転車専用道となる。
距離:
1. 吊橋→大林橋:1.3km、約30分
2. 渡南橋→清淨橋:7.6km、往復4–4.5時間
標高:177–260m
路面:レンガ、木製遊歩板、コンクリート、アスファルト