台東の国立東華大学は、西には雄大な中央山脈、東には連なる海岸山脈に挟まれた場所に位置している。広大なキャンパスには、緑豊かな芝生、ヨーロッパ風の建物、そして小華湖、華湖、東湖という美しい湖が三つあり、その中でも東湖が最も有名だ。湖面のきらめきと、ヨーロッパ風の建物、そして遠くに広がる翡翠色の山々がポストカードのような風景を作り出し、観光客やカップルのウェディングフォトの定番スポットとなっている。広々とした芝生は、ペットの犬たちの遊び場としても人気だ。花蓮と台東のゆったりとした時間が流れる中、山と湖の自然美が融合した国立東華大学は、花蓮で最も美しいキャンパスと称される。木陰の小道を歩けば、学生たちが仲良く散歩する姿がよく見られる。6月に咲き誇るフランボヤンの赤い花が背景に映えると、文化と自然が織りなす一枚の絵のようになる。夜になると、この大学の隠れた魅力が本領を発揮する。芝生に寝そべって、果てしなく広がる星空を眺める――これは、ここにいる学生だけが味わえる特別な体験だ。