九功桟から坂を上っていくと、前には長い虹のかたちをした門が現れる。その虹は、湖畔の村の入口にわたっている勝利門(Shōri Mon)と呼ばれるものだ。その門の前にある円形の台座には、青と白からなる大砲と金色の文字で「八月二十三日砲戦勝利記念碑(Hachigatsu Ni Jusan Nichi Hou Sen Shōri Kin'en Hei)」と書かれた記念碑がある。その台座には、「青天白日(Seiten Hakusui)」の徽章も飾られており、この地域における最も象徴的で精神的な象徴とされている。
1958年の「八月二十三日砲戦(Hachigatsu Ni Jusan Nichi Hou Sen)」において、中国解放軍(Chūgun Kaisei-gun)は金門島(Kinmen Dō)を占領しようと47万発以上の砲弾を発射した。その時、小さな金門島はほぼ完全に破壊されたが、当地の軍民は不屈の精神をもって厳しい試練を乗り越え、この記念碑に無限の輝きを与えている。勝利門の後ろには10メートル以上も高さのある門があり、赤字で「勝利門(Shōri Mon)」と書かれている。それはまるで長い虹のように道を跨ぎ、その下には兵士たちが立っている。金門島への一歩を踏み入れた瞬間、人々は戦場の最前線の雰囲気を感じ取り、勝利へと進んでいく感覚を体験するのである。