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レインボーパークの両脇に広がる並木道を、ゆったりと散歩していると、住宅地にひっそり佇む「ローズガーデン」に出逢う。風情ある欧風建築が周囲と一線を画し、歩行者の目を惹きつける。荘厳な雰囲気がローズガーデンの優雅さを際立たせる。中に一歩踏み入れると、静謐でロマンチックな空気が漂い、内装はイギリス風。どの席も寛ぎの極みだ。インテリアデザイナーでもあるオーナーは、何年も世界を旅し、異国の食文化に触れてカフェを開きたいと思い立った。この温かな空気と上質なセンスが、カップルや思索にふける作家たちを魅了し、語らいや執筆の場として愛されている。人気メニューのフラットアイアンステーキは、牛の肩甲骨上部を使用し、赤ワイン、ローズマリー、ニンニクのマリネに漬けてからミディアムで焼き上げる。肉は柔らかく弾力があり、歯ごたえも愉しめる。珍しい部位のトンカツ「松坂ポーク」は、豚のあご肉を醸し、香ばしく仕上げた後、赤ワインと骨から取ったソースをかける。特製ソースが旨味を引き立てる。トロピカルな「ハワイ・パンチ」はローズガーデンの名物アフタヌーンティー。淡いカクテルに季節のフルーツをたっぷり加え、甘酸っぱい味わいが、まるでハワイのビーチにいるような高揚感を運んでくれる。