大浦石刻(ダープー・セキカツ)は、重要な歴史的遺跡であり、著名な業績を記録した場所である。これこそ台湾と福建省において第三位の文化遺産地であり、東莒島の南端に位置している。1953年に国軍によって発見され、跡地を保護するために遺蹟を守るための文物展示館が建設された。彫られた石板は、明代の万暦時代に活躍した沈有容将軍が東莒島で69人の倭寇(わきゅう)を無一文の損害もなく捕虜にしたという偉業を記す。この文字は当時建設部副長官(こうせつぶぶちょうぐん)であり、董應巨氏が自ら筆を取り行った。これらは、かつて密須(マツ)地域での倭寇の乱を詳細に記録した貴重な歴史的証拠とも言える。
大浦石刻から先を見ると、周囲の_TRACK STRIP_FORTRESS(追跡帯砦)がはっきりと見える。木製の遊歩道を海側に降りれば、荒削りな岩場と、まるで別世界のような景色が広がる。大浦石刻は、単なる記念石刻にとどまらず、地元の伝説の主人公でもある。地元の人たちはこの刻み文字が財宝地図として機能していると考えており、示唆されたヒントを解読すれば東莒島のどこかから隠された宝物が発見できるかもしれないとしている。ぜひ現場訪問時に自らの解釈を編み出してください。
注記:大浦石刻に近い木製の通路は海側に位置し、風雨や太陽の長期的な曝露によりスリップしやすい。訪問者は歩行時において特に注意してください。海に近い岩場や潮間帯地域を周遊する際には潮位の変化に留意し、自分の安全を最優先に考えてください。