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菁礐寮自行車道の終点には、菁礐寮茶香生態村があります。文山包種茶で知られる新北市坪林区は、古くから台湾北部の重要な茶産地です。村中のほとんどの家庭が茶の栽培・製造に生計を立てていることから「茶香生態村」と名付けられました。北宜公路の開通により、坪林はルート上の要所となり、文山包種茶と清心烏龍茶という二大銘柄を軸に茶産業を発展させてきました。 坪林の茶畑は、市道42号、菁礐寮農道、北宜公路沿いの斜面を覆うように広がっています。道をゆっくり進むと、エメラルドグリーンの段々畑が波打つように連なり、見る者を魅了します。北勢川と菁礐寮渓が風景を蛇行し、美しい深い淵や峡谷を刻み、陶淵明の桃源郷のような静謐な秘境を作り出しています。こうして、自然の美しさと文化的な魅力を兼ね備えた「山水の茶郷」が、坪林なのです。