農場を営んでいる家族は、この地に長く居住しており、もともとは茶園として営業していた。十数年前から既存の土地を活用して、少しずつ石やレンガを使いつつ、自分の理想とするログハウスをゆっくりと建設し、あたたかな田園生活を実現させた。農場内で栽培されている茶畑からエッセンシャルオイルを抽出し、石鹸・洗剤・除虫スプレーなどさまざまな生活用品として利用しており、旅行者も手作業のDIY体験を通じて、その特徴を学ぶ機会を提供している。オイルの製品以外にも、レンガ窯を活用したピザやパンの制作コースが設計・製作され、大小のお客様に田園の楽しさを感じさせる。竹圃茶園と呼ばれるログハウス型レジャー農場は、自給自足体制の利点を備えており、広大なレクリエーション地区では室内活動に加えて、屋外へ歩いて散策路に出かけたり、橋と流れる水の風景を楽しみながら新鮮な空気の中に浸ったりできる他、開拓している畑に南瓜、茭白筍、樹葡萄など実物を見て回ったりすることができる。また、さまざまな季節の花々も楽しむことができ、桜、紫藤、油桐花、桃金孃、アイリスなどが時期に応じて順次咲き乱れ、目を楽しませてくれる。加えて農場のエコシステムが良好であり、毎年5月になるとホタルが大量に見られ、6月から7月はツノムシが出没する季節である。