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新旧を織りなすタイルによって、西門町の老公寓が新潮なカフェ＆ドリンクバーへと変身

カフェTailuu

Tailuuは台湾語の「タイル（磁磚）」を意味し、同時に日本語から派生した言葉の一つでもあります。

当初から西門町の古いアパートを選んだのは、ここに台湾と日本のレトロな雰囲気が漂うからです。大胆なデザインで新旧を融合した新しい一面を作り出し、客が店内に足を踏み入れた瞬間から西門町の濃密な文化の底力を感じると同時に、現代的な感覚も忘れずに済ますことを目指しました。

1階の床面は優しいピンク色のタイルを主軸として、平面設計の原理に基づき、床そのものを一枚の大きなタイルと考えることにより、本来狭い空間を視覚的に広く感じるようにしました。階段部分では新しい素材「ウォックボード（Walkboard）」によって砕いた砂利のような模様を表現し、客を2階へと導く一方で、2階のデザイン言語をも暗示しています。

2階ではまず砕いた砂利の模様の壁デザインを引き継ぎ、観葉植物や多肉植物を大量に配置したうえに一面のミラーで空間感と自然を演出しています。鮮やかな赤色の金属テーブルと湖緑のイスではモダンな室内スタイルを実現。トイレには古きよきオレンジのチェック柄タイルを貼り尽くし、暗室の赤い照明とハウスミュージックとともに新旧が混ざり合った空間を体感できます。

3階は古びた元の屋内構造をそのまま保持したままで、青白いタイルだけで空間を高低段階のステップに仕上げることで、既存の壁や床と調和させた余裕感ある空間を完成させました。

コーヒー豆はパナマのファイヤーストーン・エステート（火石莊園）から選りすぐりのものを使用しており、濃厚なベリー系の香りとぶどうようなしなやかな酸味に、甘みが深く、酸味・甘みのバランスが優れて、最後はシロップのような余韻で締まります。甘醇でなめらかな風味で、芳醇で美味です。ドリンクには台湾産のウーロン茶と紅茶を特に選んだうえで、デジタルケーキは手作業で焼いた純粋なケーキを主力に据えています。例えば：オレンジ風味のしそ玉子黄身ケーキ、バナナとキャラメルのケーキ、ヘーゼルナッツのシナモンロール、チョコマドレーヌです。今後は季節限定の種類がさらに追加予定ですので、ぜひご期待ください。