現代的な紙のチャペルは58本の紙管で支えられ、強い幾何学的な要素を持つ矩形の回廊と、やや光を帯びた天井がソフトかつ神聖な雰囲気を創り出しています。このユニークな「ペーパードーム・ニュー・ホメタウン・ラーニングパーク」は、豊かな自然生態に恵まれた田茂里エコロジーカン・パーカーの近くにあり、夏の蓮観賞や蝶の観察、カエルの生息地の観測に最適なスポットです。ファミリーは春にエコツアーとして訪れることができ、ペーパーチャペルの歴史を知る為のガイドツアーへの予約も可能です。(画像提供:ペーパーチャペル公式サイト地図ガイド)
ペーパーチャペルの物語は、1995年の阪神・淡路大震災後から始まりました。建築家・宍戸建太郎氏が崩壊した多橿会堂内に、礼拝の場として紙管の仮築チャペルを建設しました。その時、復興の象徴となるこのペーパーチャペルは使命を終え、今や台湾の田茂里コミュニティに渡り、新たな使命として災害に遭った人々を慰める役割を果たし続けます。ペーパーチャペルに入ると、紙の柔らかさが見事に強さへと変貌し、このチャペル全体を支えている建築の美しさに驚かれるだけでなく、災害後に顕在する生命の不屈の力を感じていただけることでしょう。
ラーニングセンター
チャペル隣接の「ラーニングセンター」は、主に鋼材をねじれやカール状の様々な形態に加工し、鋼鉄の冷たさや堅牢さに挑戦し、ペーパーチャペルの強い紙を基調とした建築と興味深い対比を作り出しています。
パークの生き生きとした自然
蓮の見頃:約5月〜7月
夜間カエル観覧:4月〜9月(ツアー予約必要)
ペーパーチャペルとラーニングセンターという2つの異なるスタイルの施設を楽しむ以外にも、パーク内は蝶を引きつける植物で満たされており、蝶たちは随所で自由に舞います。両側には豊かな水生植物を持つエコロジカルな池があり、カエルの鳴き声が夜に響きます。夏にはこのエリアは人気の蓮観賞スポットとなり、広がるピンク色の蓮が風に揺れ、レストランで景観と食事を楽しめる絶好の体験となります。