現在の館舎は国立漫画博物館籌備處です。刑務所演武場は台中市西区林森路33号に位置し、日治時期昭和12年(西暦1937年)に建設され、監獄官や警察の日常練武のための武道館です。これは本市唯一残る演武場で、歴史的原貌が完全に保存されており、保存・再利用・建築研究価値が高いです。演武場の建築群は、演武場本体建築と東側の附属建築で構成され、本体建築は対称型式で建てられ、中央後部に神龕が設置されています。神龕の左側は柔道場、右側は剣道場となっており、演武場内には片側のみ座席が設置されています。同時期の類似建築である武德殿と比べると、やや小規模な武道施設です。建築様式は日治時期の典型的な演武場で、座基は抬高され、立面は木構造と壁柱の装飾を模したデザインで、屋根は入母式屋根建築で、大型鬼瓦と博風板の装飾があります。台中刑務所演武場は日治時期昭和12年(1937年)に建設され、日據時期の監獄官・警察が柔道や剣道の日常演習を行うための訓練場でした。2004年に歴史建築として登録されました。