夢幻的な地質構造と美しい空の下
西陰清水湾の西岸で、海に伸びる岩の連なりは遠くから見ると巨大なワニの姿に似ており、口や脚、さらには鋭い爪すらもはっきり見えるほどリアルです。まるで海に飛び込む準備をしたように静かに潜伏しているように見えます。「ワニの島」と地元の人々に呼ばれるこの場所は、また「潜伏ワニ」ともよばれています。
これについて地元伝説があります。かつてこのワニは魚の群れに従って上流を目指し、清水湾へと到達してからしばしば乱暴な行動を起こしました。漁師たちはそのせいで大変な目に遭っていたところ、やがて玉帝が介入してワニに宿っていた霊を伏せたと伝えられています。結果として現在の「ワニの島」の姿が生まれました。
東陰の無双な海の眺め—三山チェックポイント
「潜伏ワニ」の最も左端には東陰西部海域を守る重要な施設があります。ここからは360度無碍の海が広がり、眼下に広がるのはまさに絶景です。この地の名前「三山チェックポイント」はかつて軍用で付けられたものです。最初は東端のドンドン灯台は「高地第1号」と呼ばれていましたが、西に数えて西陰島の西端の高地となった「高地第33号」が東陰防衛区域の最大のチェックポイントになったのです。この名前に誤記があったため、この点は現地の石刻や地名として「三山チェックポイント」と変更されてきました。現在では一般に公開されており、気象が良好な日にはこちらから梁島や南北港、さらには大陸沿岸のいくつかの島々まで見渡すことが可能です!