台北大学三峡校区周辺のニュータウン開発は活気づいている。眩いばかりの住宅タワーが、広い並木道に沿って立ち並ぶ。特に、学勤路の正門外の高層建築群に沿って約1.2kmにわたって延びる歩行者専用アート大通りは、地元住民にとって午後の散歩コースとして人気がある。鶯歌陶芸博物館との共同で作られた大通りには、子どもたちのモザイク壁画が数歩ごとに展示され、歩道全体が野外ギャラリーと化している。途中には海洋公園やテーマ遊具場が点在し、歩き疲れたら木陰のベンチで休憩できる。建物の間に張られた「松」「竹」「梅」と名付けられた歩行者アーケードは、「台北大学特定専用区」の最も魅力的な要素となっている。