「頭目海產店」は磯崎大鼻石山登山口の正前方に位置し、民国71年に開業して以来、今日まで3代目に継承されています。店内では主に熱炒と海鮮料理を提供しており、主な魚介類やロブスターは地元の漁船が海上で捕獲したものです。開業当初は「東海岸」という店名で、客層は頻繁に往来するトラック運転手が多かったです。後に「東海岸」という名前の店舗が多くなり、店主の娘の祖父が部落における四任の頭目を務めていたこともあり、店名を「頭目海產店」に変更しました。これに伴い、客層は日々東海岸の観光客中心に変わっていきました。
頭目海產店の創設者であるkiniwママは、レストラン以外にも店の隣で自家製の焼き飛魚を販売しています。磯崎の海域で捕れた飛魚を洗浄し、塩水に浸した後に焼き、香りが四方八方に漂い、多くの観光客を引き寄せます。ビジネスが好調な時は、一日で約100本の飛魚を販売することもあります。kiniwママの焼き飛魚の腕前は、民国100年に開催された原住民産業博覧会で「最優秀人気賞」を受賞するなど、評判が高いです。店内のメニューは熱炒だけでなく、シグネチャーの七菜一湯「山海風味レストラン」もあり、経済的で地元の特色が強く感じられます。