江美村はもともと「港尾」と呼ばれ、鎮海港の突端に位置していたことを意味しています。当初は散居していた村民が次第に集落を形成し、1955年に正式に「江美」と改名されました。江美社區と鎮海社區を結ぶ臨海堤防公園は、民国88年(1999年)5月に建設され、白沙郷による江美・鎮海両社區の総合開発事業の一環です。公園には「OK」の文字をかたどった社區ランドマークがあり、海岸風景に楽しく印象的なアクセントを加えています。地元の有名バンド・五月天が番組収録で訪れ、「It's OK」という場所にぴったりの曲を歌ったこともあります。
この象徴的な「OK」標識はコンクリート製で、澎湖の地元石材「咾咕石」で装飾されています。県道203号を永安橋を過ぎて進むと、低い壁や植栽に半ば隠れるようにしてその「OK」が目に入ります。標識の横には木製階段が設けられ、展望亭へと続いています。ここで休みながら、穏やかに広がる海の絶景を堪能できます。
堤防の先には、白い貝殻の砂浜が広がっています。潮汐により、訪れる時間帯で異なる風景が広がります。満潮時は、粒の細かな滑らかな砂と風に波打つ澄んだ青い海が広がります。
遠く海を望むと、坪水島のシルエットと、隠れた名所として特別な存在感を持つ江美海岸観測所の姿がうっすらと見えます。これらの場所は、海の中で静かに、孤高でありながらも美しい存在です。
【推奨観光時間】1時間