Travel Guide - 花蓮県指定文化財:台湾で最も完全に保存された日本式寺院 日本・四国の八十八体石仏を拝観 日本伝統建築「宝形造」で建てられた礼拝堂は必見 公共交通機関はこちらをクリック>>>台湾グットトラベル 南北縦谷花蓮線案内(時刻表・運賃表) バリアフリー予約バス>>>>台湾グットトラベル バリアフリー予約案内
口・舌・身・心を清める手水舎、レトロな趣の礼拝堂、堂々とした八十八体石仏、静かな枯山水庭園が日本のお寺を思わせる穏やかな雰囲気を生み、深い静寂と内省の感を提供する。これは吉安に位置する浄修寺であり、日治時代に川田満治によって創建され、移民を慰めた。花蓮県の三級文化財に指定され、現在も台湾で最も保存状態の良い日本式寺院である。
精神の拠り所と八十八体石仏
吉安地区は日治時代に「吉野」と呼ばれ、花蓮で最も有名な移民村の一つだった。大正6年(1917年)、川田満治は「高野山真言宗吉野布教所」を建て、吉野(吉安)に移住した日本人の郷愁を和らげた。境内に順を追って配置された石仏は、真言宗開祖・空海の教えに従い、川田が四国八十八ヶ所を巡礼し、八十八体すべてを集めて持ち帰り、地元住民の精神的な慰めとしたものと伝えられる。
江戸時代へのタイムトンネル
台湾が主権を回復した後、吉野布教所は浄修寺と改名された。周囲の雰囲気は変わらず静かで、不動明王の石碑、象徴的な「バタウ石」、特徴的な宝形造の瓦葺き礼拝堂などの文化財が残る。時を経た浄修寺は深い歴史を感じさせ、伝統的日本建築、緑豊かな庭園、静かな枯山水によって、時が止まったかのような空間が広がる。訪れる者は江戸時代の日本にタイムスリップしたかのような錯覚を覚え、この歴史ある布教所の素朴な魅力を体験できる。