一線天(スカイライン・クリーヴィス)の地質景観は、桃園街の奥、桃園村北石坑の最奥部、龍仙北路の突き当たりに位置する。龍仙北路の終点にある木製遊歩道の案内標識に従い、密林を抜け、渓流が削り取った巨大な砂地の峡谷を歩くと、約20分で「一線天」の風景に到着する。北石坑の河床は長い間涸れて原生林と化し、水が削った地形は地面からまっすぐそびえる絶壁を形成し、岩肌は包丁で切ったように整然とし、太い根を持つ植物が岩に絡みつき、生命力を迸らせている。一線天は二つの高い崖の間にあり、道は狭く、しゃがんだり横向きになったりして通過する必要がある。峡谷の間から空を仰ぐと、僅かな一筋が見えるのみ――これが名前の由来である。峡谷には数万年前の渓流侵食や地殻変動の痕跡が残る。トレイル全長:1.64km。所要時間:0.6時間。設備:方向案内標識、掲示板、警戒標識。(トレイルは彰化桃園社区発展協会が管理、団体入山は予約制。予約はFacebookページ「彰化一線天步道」で検索。)