これは台湾で最も歴史のある博物館です。1899年、この博物館の前身である「台湾総督府民政部殖産局商品陳列館」が設立され、1908年、現在の総統府後方の旧宝くじ局に「台湾総督府博物館」が正式に設立されました。清代の旧天后宮の原址は取り壊され、その地に「児玉総督後藤民政長官記念館」が建てられ、1945年には「台湾省博物館」に改名され、1949年には「台湾省立博物館」に改名され、1999年には「国立台湾博物館」に定められました。
台北駅前に位置するこの博物館は、ギリシャ風の建築が特徴で、巨大な柱と花や葉の紋飾りの壁、ローマ円頂があり、大ホールには32本の柱があり、柱頭には精緻な装飾が施され、円頂の下にはカラフルなガラスの天窓があり、太陽の光がガラスを通して床に美しい光を映し出しています。この博物館は、台湾の激動の歴史を経ても、当時の創設時のスケールを保っています。各種展覧会のほか、館内ではさまざまなイベントが開催され、学生、教師、親子、社会人などの参加を歓迎しています。