パーク第4の裏に隠された台湾国立図書館は、第二次世界大戦以前は「台湾総督府図書館」で、既に百年の歴史を誇ります。1915年に「台湾総督府図書館」として設立され、島内初の近代図書館であり、また日本時代における所蔵量最も多い図書館でした。総督府の図書館は台湾全土の図書館発展を導く使命を担っていました。所蔵は、淡水会館(清朝の恆益学園)の場所で設立された「台湾図書館」から遡ります。戦時中には中華語・日本語・洋書を合わせて約20万冊にまで増えました。図書館は台北市のショイン町に位置し、総督府官邸建物の北西にあった旧くばく行き事務所の敷地内にありました。建物は第二次世界大戦中に米軍により爆撃されましたが、山中省(やまなか しょう)館長が慎重に指示した避難作業のおかげで、所蔵の多くは炎上を免れ、今日もそのまま残っています。建物が巨大なため、図書館は年代別・利用者別にサービスを提供しており、歴史的資料に関しては「本の病院」を設置し、中華語・洋書の保存修復を行い、定期的に「本を癒す」プロセスを一般公開しています。外部の「瞑想アーケード」は古典的なアーチ型正面を持ち、訪問者全員が撮影必須のスポットとなっています。