毎年5月から9月にかけてが蝶を観賞する最も適した時期で、日の出と月の入りを象徴する潭(たいせん)の青年会館の隣にある観蝶園には、木製の遊歩道が傾斜地を蛇行しながら続く設計となっています。その周囲には蝶の幼虫が食べるハナモモ科の植物や蜜を吸引する蜜源植物が植えられ、その香りをたどって蝶が舞う美しい風景が広がります。遊歩道には、観光客に向けた多様な情報が記された説明板が設けられており、ガラスで囲まれた蝶の観覧室や水生植物が植えてある生態プールなども設置されています。園内の面積は約0.8ヘクタールで自由に立ち入れることができ、特に中高生の校外学習に最適な施設です。