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新店にはライオンズ・ヘッド・マウンテンが二つある。一つは獅子頭山（シーズトウ）と呼ばれ、新店・三峽の境、塊窟渓の源流に位置し、大台北南端の一等三角点である。もう一つの獅子頭山は碧潭のそばにあり、ハイカーはそれを小獅子山と呼ぶ。小獅子山は士林の芝山岩のように、清代・日治時代から保護されてきたため、高木が林立し、原生林の風格と静けさがそのまま残る。道ばたには、板根を持つ巨大なガジュマルが完璧な姿でそびえ、フィリピンのガジュマルには着生植物や蔓が「アパート」のように絡み、生きた絵のように見える。梅花獅子亭の左手の小道には、根が石を抱く巨木が連なる。獅子頭山は碧潭断層と新店断層に挟まれた南港層に位置し、地層は急傾斜または逆転しているため、道の両脇には立ち上る厚い砂岩層と苔むした巨石が並ぶ。山は五つの峰なり、うち三峰は尾根で連なり、それぞれに休憩用の亭がある。