桃園の街並みから360度のパノラマビューが楽しめるスポット「虎頭山環保公園(たこがしやまかんぼうこうえん)」は、標高わずか251メートルながら、市街地で最も高い地点に位置しています。桃園駅からわずか5キロメートルの場所にあるこの公園は、夜空に輝く星々と都会の灯りが際立つ、遮られない眺望を誇るため、地元の景色の撮影スポットとして人気です。
「スターパーク」とも呼ばれるこの環保公園は、面積約2.5ヘクタール。かつては桃園市のゴミ処分場として使われていましたが、1998年末に閉鎖され、2002年8月にリニューアルオープンして、悪臭のイメージから脱却。郊外に親しみやすい緑地と景観のスポットに生まれ変わりました。公園全体では環境への負担を抑える自然志向の工法が採用され、不要な環境破壊を減らしています。園内には散歩道や木製の景観テラス、芝生広場やベンチなどの設備があります。
通常の虎頭山公園のような原始的な森林と異なり、環保公園では芦竹・大園・八德・中壌の広い地域を臨む景色が堪能できます。昼間にはファミリーで散歩や遊び、夕方になると都会の夜景が美しいスポットへと変化。桃園の魅力を自然と歴史文化のテーマで楽しむ旅も計画可能で、約1キロ先にある台湾で最も保存状態の良い日式神社「桃園忠烈祠暨神社文化園區(とようちゅうれつしやまかんぼうこうえん)」と合わせて訪問するのもおススメです。