人気のウーゲ地区に、ブティック洋菓子店「BuGu Cake House(ブグ・ケーキハウス)」として知られる小さな店がある。訪れる人は皆、この居心地の良い店の背後にある甘い恋物語に心を奪われる。物語は、幼い頃の少女がある日「プリン(布丁)」というあだ名の少年に冗談めかしてこう言ったことから始まった。「プリンなら、将来の奥さんは当然ゼリー(果凍)よね?」後に少年は天才的にこう返答した。「ぼくの“ゼリー”になってくれる?」そして布丁と果凍は幸福に暮らし、淡い愛を余韻の残る美味しいケーキに変え、忠実で上質を求める顧客たちと分かち合っている。