遥か隔絶された小さな駅のような、30〜40戸程度の小さな山村に位置する、少人知の山駅は、毎日、対面列車が通過するのを見ている。作家劉克襄の筆によると、「伝説の中で到達できない駅」。寂しいながらも静かな山駅の周囲には、幾つかの農地が点在し、鉄道の電化後も、毎日の少なな旅客に応えている。駅の中の島式ホームは、東線鉄道の開通以前の様式を保っており、静かで純朴な雰囲気に加え、作家の文章は、多くの旅客や鉄道ファンを、この美しい小さな駅を訪れるために引き付けている。また、山の中の駅の近くにある山の中の教会は、白く変色した石壁の外観に、屋根には時の流れを感じさせる赤い十字架が立っており、時の中で流れた痕跡が刻まれている。この小さな教会は、地元の信仰の中心であり、山の中の駅が有名になって以降、部落の中に立っている山の中の教会も、観光客が写真を撮り合う名所になって、静かな山の中の部落に、賑やかな気配をもたらしている。