1950年代に台湾に退却してきた雲南・ビルマの軍民は、龍岡地域に根を下ろしました。生計をたやするために、多くの雲南・ビルマ移民たちは郷土料理として知られる「香腸腊肉(しょうちょうらくにく)」や「漬物(じょうけい)」、「雲南米乾(いおんなんまいけん)」、「雲南エンドウスープ」、「青ナスの冷奴(つる奴)」、「雲南の大スライス肉」などを販売し始め、渡海の後、ますます発展して、現地ではもっとも特徴ある美食料理とならせてきました。現在では商店街内にいたるところに米乾専門店が立ち並び、米漿(べいそう)を大きな鍋の上に注ぎ薄く蒸し上げ、大骨で煮たスープに薄切り肉とゆでたたき卵を加え、店内で作られた特製ソースを添えて供されるこの米乾(べいあん)は、一度食べたら忘れられない味わいです。