ウーライ旧市街の入り口にある、ランシェン橋の傍に佇む「ガオのオリジナル冷やし温泉卵」の一日は、夜明けとともに始まる。スタッフは、店のシグネチャーである紫米八宝粥、粟米八宝粥、赤豆八宝粥を煮込み、木耳、枸杞の実、サツマイモ、蓮の実、ハト麦、タロボール、餅、山粉元バジルシード、竜眼など、様々なトッピングを準備する。とても重要な冷やし温泉卵の準備も決して怠ることはない。旧市街で、煮込み料理の屋台を営んでいたオーナーたちは、地元の名物と自慢の煮込み料理を組み合わせたいと考え、温泉卵の開発にその技術を応用した。2001年、シグネチャーの冷やし温泉卵を発売すると、新聞やテレビで取り上げられ、話題となった。冷やし卵と並んで、たっぷりのトッピングが嬉しい八宝粥も人気で、通年で楽しめる山粉元バジルのドリンクや、夏限定の削り氷は、観光客たちにとって、暑さをしのぐための頼もしい存在だ。