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桃園地域には、1平方キロメートルあたり7つ以上の土地公廟が存在し、国内有数の密度を誇ります。こうした土地公信仰を広めるため、1階には桃園市初の公的機関所有の廟「福徳宮」が設置されました。金色に輝く神格、梁や柱に施された精巧なカラー絵、力強い石彫りが、荘厳な社殿の華やかさを演出します。桃園市初の公設廟として、福徳宮は参拝者からの寄付を受け付けず、紙銭や線香の焚き上げも自粛を呼びかけ、環境保護を推進しています。
2階・3階の常設展示スペースには、多数の神将像が並び、訪問者は彫刻の精妙な芸術を間近に鑑賞できます。豊富な資料と、蔡氏歌仔戯の舞台、木偶劇場、廟會の屋台などの生き生きとしたシミュレーション文化コーナーが揃い、桃園の歴史、台湾人とこの土地の絆、廟口文化、世界各地の多様な土地公信仰を学べます。館内では、伝統的な劇装や木偶人形を無料で貸し出し、観客や木偶使いになって楽しめる体験も提供。2階の児童文化館は、マルチメディアのインタラクティブゲームを取り入れ、子どもたちが台湾の昔ながらの暮らしと土地公文化を気軽に理解できるよう設計されています。
「アート桃園創作基地」は、多彩な作家の作品を展示し、創作交流の場として、人形劇、語り劇、手作り教室など、家族で楽しめるイベントを定期的に開催。4階・5階・6階は市民ギャラリーとして、静態展示やマルチメディア映像など、さまざまな形で来館者に文化的な饗宴を提供します。
(画像・文章出典:桃園文化基金會)