職人:高宗忠
1965年生まれ、1977年より仏像の蒔絵を学び、40年以上にわたり創作を続ける。
専門:伝統的人物彫刻、仏・神像彫塑、漆線彫、彩色。
方向:木彫に漆線を加え、伝統工芸に革新の表現と継承をもたらす。
理念:伝統の仕事においては、正確かつ繊細な一彫り一彫りが心から手へと円滑に流れる。革新においては独自の領域を築き、国産材に細やかな漆線、金箔、彩色、宝石象嵌を施し、荘厳な威厳と王侯のような華やかさを像に宿らせ、作家の唯一無二の匠の技を輝かせる。継承・研鑽・再創造を信条とし、伝統の蒔絵工程を再解釈して古を守り、研究と学習を怠らず、新たな勢いと創造力を生み出し、遺産に息吹を与え、永らえさせる。