水準の硯彫刻名人・董左氏
名人の硯彫刻家董左氏は長年、二水町の中心部で「二水硯」を広め、「董左石硯芸術館」を設立しました。三代にわたり硯彫を伝える家系で、歴史は90年以上に及びますが、石硯制作に揺るぎなく、芸術と文化の振興に情熱を注いでいます。創作・指導はもちろん、私設ギャラリーを一般に開放し、鑑賞と解説を行うなど、文句や後悔を挟まぬ無私の献身で、硯文化を深く根付かせることを目指しています。
董左氏は国内の数々の賞を受賞し、国内外での個展にも招かれ、高い評価を得ています。二水を訪れた際、羅溪硯の妙を探るなら、董左氏を訪ねるほかありません。
羅溪硯
濁水渓は古くは「羅溪」と呼ばれ、その石を「羅溪石」と名付けます。羅溪石は肌理が緻密で、硯に彫れば書斎の至宝となります。墨を速く静かに磨り、文人や鑑識家から絶賛され、羅溪硯は国内外に名声を轟かせています。
画像・情報提供:董左石硯芸術館