清・嘉慶年間、錫板里は平埔族の集落で、男性は狩りに出かけることが多く、村の住民はほとんどが女性だったため、「番婆林(ファンポリン)」という地名が生まれた。番婆林観光花園では四季を通じて花が咲き誇る。12月〜5月には、純潔無垢の象徴であるフリージアが静かに咲き、鮮やかな黄色と甘く清らかな香りを放つ。4月〜6月には、「愛情の花」と呼ばれるアガパンサスが紫と白の花を咲かせ、見る者を魅了する。鉢植えでも楽しめる。花の中心はホトケノウと、その中でも白いホトケノウは高貴な気質で人気があり、黄、紫がかったピンク、ピンク、濃い赤など様々な色のホトケノウが咲き乱れる。園内には黄、オレンジ、赤、ピンク、桃、白、薄黄など多彩な色のヘリクリサム(ストロー菊)が咲き、花びらは紙のような質感で押し花やドライフラワーに最適で花期も長く、「不滅の花」とも呼ばれる。ここでは色とりどりのつぼみを自分で摘み、スタッフの指導で針金で束ねて花束を作り、持ち帰ることができる。花は最低1年は枯れず、「本物の」造花のようだ。また、農場では有機野菜も栽培されており、食べて楽しめる。特に薬味団子はおすすめだ。農場では親子や団体向けの様々なDIY体験も用意されており、事前に電話予約が必要。農場内を歩けば、近くの川で水遊びしたり、池でドジョウを捕まえたり、時には大群のシロサギを見ることもでき、かつての台湾農村に戻ったような錯覚を覚える。