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1951年、初代のオーナーである林清鐓が「新建成餅店」を創業してから、今年で1甲子（60年）近くになる。新建成餅店は、これまでに多くの商品を開発してきた。最も売れている「芝麻蛋黄餅（ゴマと卵黄の入ったお菓子）」の他にも、「和生餅」や「米香」、「沙其馬」などがある。伝統的な結婚式で必要とされる「礼餅」もあり、現在は店の顧客のほとんどが、婚約を控えた新婦や新婦側の家族で、零售の比率は低い。最も売れている「芝麻蛋黄餅」は、表面にゴマが敷き詰められている。食べてみると、ゴマの香ばしさが口いっぱいに広がり、内部の餡（冬瓜と卵黄）が一体となっている。卵黄を食べることができない人には、店側も配慮し、卵黄を入れない商品も用意している。「芝麻蛋黄餅」を作るには、13種類の原料が必要となることで、香ばしい皮と絶妙な甘さを作り出している。この美味しさを生み出すために、餅に加える食材は100回以上も改良を重ねたという。また、観光客が購入する商品で人気なのが「和生餅」だ。表面には中国の伝統的な焼き型の模様が刻まれており、内部には様々な材料が入っている。例えば、パイナップルや小豆、またカレー味などがあり、顧客自身が好みに応じて選ぶことができる。