何謂「一鷺」
「一」は、見た目が細長い備長炭によく似ており、また、最も優れた素材を使い全国一位の焼き鳥屋を目指すという私たちの心意気を表しており、「鷺」は、台湾の田舎で最も象徴的な鳥種類であるシラカモメを選んだものです。私たちが追い求める白く清らで、雅なイメージが白カモメと同じであり、台湾で美味しい山と水を心から愛する私たちへの誇りを象徴しています。
また、「一鷺」は「一路(いちろ)」の語呂も合わせており、これは私たちが皆同じ理念・信念を共有する仲間、家族、友人であることを意味しています。また、遠方から私たちに足を運んでいただいたお客さまが、まず店に入る時点から「一鷺」を第二の我が家のように思っていただき、少しずつ「一路(ともに進む仲)」の関係になってくれることを願っています。最も重要に考えていることは、この店にいらっしゃったすべてのお客さまが、台湾という自然と人情が息づく土地で、人々の間にある温かな好意と照れたような純粋な熱意の気持ちをもう一度、体験していただけることです。こうして「一鷺」という店名ができたのです。
一鷺が堅持するもの
一鷺では、台湾全土を隈なく探し回って台湾で一番良い素材を見つけることに苦労しました。私たちが使うのは、伝統的な方法で作られた高級備長炭、苗栗産の100%天然鶏、宜蘭産の手作り原漿ビールに、南台湾で丹精込めて育てられたオーガニック野菜を加えました。これらすべての食材を使って、お客さまが美食を楽しむことで、台湾の土地の恵を与えた感謝を忘れずに、台湾の農民たちの思いに触れられるような時間を過ごしていただけるよう心がけています。
一鷺の展望
飲食の真髄は、心の「温度(おんどの)」だといわれます。ここでいう「温度」は、食べ物が温かいという意味だけではなく、お客さま一人ひとりに対しても込める気遣いにも通じます。「ずいぶん久しぶりに家へ帰ったような感じ」とお客さまに思っていただけるように、「一鷺」は常に目指しています。誰もがこの場で美食を心ゆくまで堪能し、美味しいお酒に舌鼓を打つことができるように。そして、私たちの心からの温かさと感動を少しでも感じて、店を出た後はまた笑顔一杯に幸せな人生を見つけ出してもらえるようにと。