同安楽
初期、淡水や新庄(しんそう)、蘆洲(ろしゅう)、古亭(こてい)など多くの福建泉州同安からの開拓者が移住しており、大龍峒(だーロンتون)や大稻埕(たいとうてい)は純粋な同安人の生活共同体でした。このため、台北で伝えられてきた食文化や演芸活動、娯楽には濃厚な福建省南部伝統があります。同安楽は伝統的同安聚落の中にある「同安厝(どうあんしゅく)」という建物の一部として、各地から来る観光客へ台北の風味を提供すると共に、地元の老練した台北人を対象に優雅で洗練された生活の記憶を探る活動を行ってきました。この静かな環境では、落ち着いて美味しいお茶を点し、伝統的な和菓子や地元の特製料理と共に、心を癒す古琴の音に身を任せ、かつての台北の上品な日常に触れることができます。