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老済安青草店はもとは済安青草店と名乗っており、王栄貴（ワン・ロンクイ）店主の母と義理の兄が共同で創業しました。1972年に萬華（バンカ）青草巷で開業し、1987年に分店を開いたのが現在の老済安青草店です。王店主は幼い頃から青草店で育ち、店内のすべての青草の効能・香り・使い道を頭に叩き込んでいます。常に顧客の要望を丁寧に聞き、最適なアドバイスを提供しています。最近は若い客が薬の煎じ方を知らないため、代煎サービスも行っており、持ち帰って温めるだけで飲めるようにしています。

「天然のものが一番」という理念のもと、予防重視の考えを貫き、老済安では伝統的な薬草を養生食材に転換。青草茶を誰もが日常に取り入れやすい飲み物にし、すべての茶飲料に保存料は添加せず、古式ゆかしい製法で抽出した良質な茶を提供しています。手軽に淹れられるティーバッグは、もっと「飲みやすく」して、青草茶を習慣的に飲んでもらうためです。

萬華青草巷から繁華街から少し離れた西昌街へ移転しても、王店主は「良い品質なら客は離れない」と語り、その言葉通り、毎日名前を聞いて訪れる客が絶えません。青草茶の販売だけでなく、王店主は青草に関する本の執筆やガイドツアーへの参加も計画しており、青草の知識を伝え、もっと多くの人に青草を知ってもらいたいと考えています。老済安青草店では、養生茶を買うだけでなく、店主が熱心に教えてくれる青草の知識も得られます。