この中正路市場の入り口にある屋台には屋号も看板もありませんが、土城区で20年以上にわたり地味な人気を保っています。古風で昔ながらの屋台では、さまざまな惣菜が評判を呼んでいます。店主の王先生は毎日豚の耳、豚頭皮、れんこん肝、ハム、ソーセージ、焼き鳥など十数種類を用意。中でも焼き鳥、ハム、豚頭皮が特に人気です。
焼き鳥は漢方薬スープで独自に調理されます。当日屠殺した新鮮な鶏を漢方スープで茹でた後、オーブンに入れ氷砂糖を塗って燻製・焼き上げ、薬の香りと燻製の甘みが見事に調和した逸品です。
王先生の「ハム詰め豚足」も必買の味。豚足の骨と肉を丁寧に抜き空洞にし、柔らかいハム肉を詰めて縫い、スープでじっくり煮込みます。注文を受けてからスライスして盛り付け、もちもちの皮ととろけるハムの相乗効果で、旨味と燻製香が口中に広がります。