北港朝天宮媽祖廟近くに、夕食から夜遅くにかけて地元の美味しい一品として営業する『一郎土魠魚羹』という老舗の食堂があります。1961年に開業し、現在は二代目店主の許一郎氏が営んでいます。このお店の名物『浮水土魠魚羹(ふすいどはちうおがれ)』は、土魠魚(どはちうお)にサツマイモ粉をつけて水に加えてゆで、表面に浮かび上がったところからキャベツとゆで卵を加え、さらにつける味を調整して出来ます。自然な甘みと旨みが特徴で、しっかりとした魚肉の歯応えが楽しめ、北港の人々が愛する夜総の定番メニューです。また、柔らかくモチモチとした味わいの『滷豬腳(ルー・シュー・ズ)』や、香り豊かな『排骨飯(ボクケイフン)』も、常連たちから人気の定番メニュー。北港の観光に訪れる皆さん、ぜひ夜遅く時間にこのお店で味わってみてください。