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彰化鉄道病院(旧高賓閣)

2025-10-22
886-4-7285599
彰化縣彰化市陳稜路228號
彰化鐵道醫院、旧称「高賓閣」は、彰化の「食通り」と呼ばれる成冷路に位置し、彰化駅から300メートル足らずの場所にある。周辺には彰化を代表する名物が軒を連ね、肉圓(バーワン)、猫鼠麺、素麺が名物だ。伝統的な左右対称の建築とは異なり、流線型のフォルムは豪華客船を思わせる。屋根の左側は船のブリッジを模し、壁には舷窓のような冓窓と細長い矩形窓が並び、シャープなラインが特徴的だ。日本時代の建築にしては前衛的で、今では台湾を代表するモダニスト建築の一つに数えられ、2011年に県定史蹟に登録された。日本統治時代、高賓閣は中部台湾最大の宴会場として、芸者(アダン)と流し(ナガシ)文化が花開き、周辺のホテル・バーと共に駅前に賑やかな歓楽街を形成し、台湾近代レジャー文化の発祥地の一つとなった。賴和(現代台湾文学の父)と杜聡明(台湾医学の父)をはじめ、作家や知識人が集い政治談義に花を咲かせた。終戦後、台湾鉄路管理局が建物を取得し鉄道病院に転用。時代を越えて、台湾の文化史・鉄道史に深い意義を持ち、彰化市の多彩な過去を体現し、地域の記憶の一部となっている。1階の壁面はペールブルーの正方形タイルで覆われ、レトロな魅力を放つ。ロビーにはビンテージ家具、アンティーク装飾品、病院の歴史と建築特徴を紹介するポスターが展示されている。現在の1階は展示空間として、インディペンデントな古書店、パレット家具のラウンジ、アパレル・アクセサリーショップが静かな好品味で配置されている。彰化の屋台グルメを堪能した後、写真を撮りながら文学的な散策を楽しみ、ノスタルジックな彰化の雰囲気に浸ることができる。
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