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聖南寺は双渓地域で最初に建立された仏教寺院です。初期は交通が不便で、建設も困難を極めました。普興和尚、仁福和尚、仁恵和尚と受け継がれ、第四代住職の宏修和尚によって寺院の建設が完成しました。 聖南寺は上院と下院に分かれており、上院は1927年に創建、下院は1940年に建立されました。本尊は釈迦牟尼仏、薬師仏、日光仏、月光仏、菩薩、護法、観音、地蔵など多様な仏・菩薩が祀られています。 寺院内には琉璃殿、弥勒殿、観音殿、大雄宝殿、地蔵殿などの建物が立ち並び、それぞれ独自の様式と特徴を持っています。周囲は緑豊かな樹木に囲まれ、静謐で落ち着いた雰囲気が漂います。朝の鐘と夕暮れの鼓の音が境内に響き、まるで別世界にいるような感覚を覚えます。「聖寺鐘声」は「双渓八景」の一つとして遠近に名を轟かせています。 車で山を登って参拝でき、祭日や仏教の行事の際には特に多くの人で賑わいます。