金山西街に位置する慈湖宮寺は200年の歴史を持ち、金山最大の寺院です。主に金面媽祖を祀っており、地域の信仰の中心となっています。地元では「大寺」と呼ばれています。寺院の基礎、梁枠、屋根、胴体に施された精緻な彫刻はすべて細部まで鑑賞に値します。中殿の八角ドラゴン柱は清・同治時代の傑作で、非常に珍しいものです。
慈湖宮に祀られている媽祖は「大媽(大媽祖)」と「二媽(第二媽祖)」に分かれます。二媽は海に漂流していたが、葉子湾岸で発見されました。像の高さがわずか8インチしかなかったため、信者たちは資金を集めて大媽祖に合わせた大きな媽祖像を彫り、8インチの二媽像を内部に隠しました。これが「媽中媽」(母の中の母)の由来です。
毎年旧暦の四月十六日に、二媽は金山から烏石(葉石)へ「帰郷」し、訪問を行います。これは金山、石門、萬里でユニークで重要な祭りとなっています。