潤餅(ルンビン)は、潤餅巻きとも呼ばれ、閩南(ミンナン)地方に起源を持ち、台湾で広く親しまれている。皮は薄いものが良しとされ、小麦粉と水を練って生地を作り、手でつかんで円を描くように、まるでヨーヨーのように、平らな円形の鉄板に軽く拭きつけるようにして一周させ、すぐに焼き上げて紙のように薄い皮にする。皮は薄いながらも、しなやかで歯ごたえがある。具材の中心は野菜であり、「大橋頭潤餅」はキャベツ、ニンジンに干し魚(ピエンユー)とカレーで味付けして煮込み、色とりどりで食感も多彩。一口食べれば、瞬く間に舌の隅々まで満たされる。