北投文物館は、1984年から私立博物館として正式に一般公開されました。この博物館は、群山に囲まれた面積800坪の広大な庭園と、1921年に建てられた純木造りの2階建ての日本家屋を有する、雅致な施設です。当時は、北投地域で最高級の「佳山温泉旅館」として知られていました。1983年、創設者の張純明氏がこの古蹟を活化再利用し、博物館として「台湾民芸文物之家」を設立し、1987年に正式に「北投文物館」と改名しました。我々は、台湾早期の民間芸術や民俗文物を保存し展示することに尽力しており、現在約5,000点の文物を所蔵しています。その内容は、清末から日治期にかけて1970年代までの台湾の民俗工芸を中心とし、その中には台湾原住民の文物約1,000点や、閩客を中心とした漢民族の文物約3,000点を含みます。
**美食・飲食**
当館には、創意懷石料理やアフタヌーンティーを提供する餐飲空間「怡然居」もあります。また、小型会議の場としての空間貸し出しも行っています。怡然居の户外観櫻台では、丹鳳山を間近で望み、遠くには観音山を眺めることができます。この美しい自然の中で、博物館特製の健康的な軽食である養身創意懷石料理を楽しめます。喧騒を離れて、スローフードを楽しみ、特別な体験を味わうことができます。
**文化体験**
現在、多元文化経営の理念の下で、当館の大広間を芸術演奏会、芸文活動、宴会や会議場として貸し出すスペースとして利用しています。大広間の古蹟活化を充分に活用しています。当館では、定期的に茶道体験、茶道正式コース、和菓子体験、佳山抓周(かるた大会)など各種体験コースを開催しています。
*現在は民間企業によって運営されています。