新生南路を歩いていて、目に止まる特殊な建物があります。それは、高さ15メートルのドームを持ち、通りかかる人々が何度も振り向いてしまうほどの印象的な建物です。それが、台北の大モスクです。
モスクは、イスラム教(回教)の礼拝場です。台北大モスクの面積は2,747平方メートルで、1960年4月13日に完成しました。建設費は台湾とサウジアラビアが共同で募り、著名建築家の楊卓成さんによって設計されました。楊さんは、円山ホテルの設計者としても有名です。
主な構造は、鉄筋コンクリートの永久柱を採用しています。外壁は強化ブレックを使用し、水泥细石とモザイク模様で装飾されています。円形の石柱は精巧に加工され、メインのドアや窓は大型のフロア据えです。もう一つの特徴は、礼拝堂内のドームが地面から15メートルの高さにあり、15メートルの跨度を持つにもかかわらず、中央に柱が無いという点です。
礼拝堂内には、友邦の国王から贈られた手作りのペルシャ羊毛の絨毯が敷かれ、宮廷風のシャンデリアが吊されています。外側の二つのミナレットは20メートルを超す高さで、建物全体が荘厳かつ壮大です。40年以上にわたり、世界中のイスラム教国から来た国王や大統領、各界の指導者が台湾を訪問する際には、必ずモスクを訪問するのが重要な行程の一つで、国際的な外交や民間交流の役割を果たしています。
モスクを訪問する際には、礼節を守る必要があります。大礼拝堂と2階の女性礼拝堂は、イスラム教徒のみが入ることができます。