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石門水庫の遊歩道

2025-10-22
886-3-3322101
桃園市大溪區環湖公路
紅葉の絶景は高地に限られると誰が言った?台湾北部の人気の低標高紅葉スポット、石門(シャメン)ダムがその代表例だ。秋冬には千本を超える赤もみじと緋色のオークが森をロマンチックな深紅に染める。遊歩道を歩けば、その幻想的な景色に完全に没入できる。あまりの美しさに、ハイキングの疲れも吹き飛ぶ。 石門ダム・ハイライン料金所から園内に入ると、入口にはそびえるスイートガムが天に向かって伸び、緑のトンネルを作る。遊覧ループ道路を進めば、広い道はハイカーでにぎわう。途中、子ども向けのシンプルな遊具がある「電源所(電源広場)」、ダムを遠望できる「八角蘭亭(はっかくらんてい)」を過ぎると、もみじ遊歩道へと続く。晩秋になると、30年以上の古木が傾斜地に赤・黄・緑を織りなし、蝶が優雅に舞い、見る者を魅了する。ロータリーパビリオンから紅葉とダムの副池を望めば、落ち着きと優雅さに満ちた風景が広がる。もみじ林公園の段差遊歩道は、紅葉林を一望できるだけでなく、梅の名所としても知られ、秋冬の個性あふれる風景を見せる。 さらに進み、石門風景区と依山亭(いざんてい)を過ぎると、最絶景の嵩台展望亭に到着。標高270mの広大な視界は溢流路とダムを一望し、思わず感嘆の声が上がる。幸運にもダム放水に出会えれば、轟く激流は忘れられない光景となる。坪林(ピンリン)料金所から約450m先の溪州(シチョウ)公園には蓮池、恋人橋、起伏に沿って造られた尋幽(ジンユウ)遊歩道があり、多様な樹木、緑の斜面、副池の水が静謐なひとときを演出。週末のピクニックスポットとして人気が高く、多くの人がくつろいでいる。もみじ遊歩道、もみじ林遊歩道のほか、溪州公園遊歩道、槴棠(カトウ)森林公園遊歩道、南苑生態公園遊歩道と、それぞれが石門ダムの美を巡る風景ルートを提供している。 夜になると、南苑生態公園は巧妙に計算された照明が幻想的な旅へと誘う。遊歩道に沿ったミスト池や黄色い光の草原は、まぶしさゼロの視覚体験を実現。光害を大幅に削減し、温かくエコな光環境を生み出している。 近年、石門ダムは桃園の必訪スポットであると同時に、特色あるイベントの人気ロケ地にもなった。年間1000人を超えるランナーが集う「桃園ハーフマラソン~石門紅葉ハーフマラソン」は、台湾でも珍しいエコロジカルハーフマラソン。ダム周辺の景観ルートを走りながら、果てしなく続く紅葉を堪能でき、運動・自然・文化が融合する。ランニングイベントのほか、ハイキングやサイクリング大会も年間を通じて開催され、フィットネスを通して石門ダムを楽しむ新しいスタイルが確立されている。
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