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新北市三峡区熊空地域にある雲森滝は、中坑渓上流に位置し、雲心と森山の二つの滝を合わせた名称です。雲心・森山に加えて姉妹滝を含め、「雲森三瀑」と呼ばれることもあります。道はほとんどが緩やかな山の中腹の道で、両側は鬱蒼とした森に囲まれています。途中では清らかな小川や渓谷の木橋、アルミの梯子を渡り、驚きはあっても危険はなく、野趣が増します。川を越えてすぐ、高さ十数メートルの二段の簾のような雲心滝が見えてきます。周辺には大きなカエデが生え、毎年12月末から1月初めには、紅葉の層が美しい滝を引き立てる光景が楽しめます。左には急な山道があり、雲心滝の崖上と細長い森山滝へと続きますが、視界や広さが限られ、近づけません。雲森滝の美しさは多くの写真家やテレビCMのロケ地として人気を集め、観瀑・紅葉観賞・登山・渓谷探検・水遊びの人でにぎわっています。山道は狭く駐車も困難なため、休日を避けるか早めの出発をおすすめします。近隣の中級山（逐鹿山・カ保山・楽佩山・組合山・満月円山）や木炭古道と縦走したり、「満月円森林遊楽区」や三峡老街へも足を延ばし、雲深く奥地の森林スパを満喫できます。