小烏來風景特定区域は、北横道路から霞雲坪〜復興橋間の東側山中にあたる地域で、北横道路沿線の著名な観光スポットのひとつです。このエリアでは、桜を追い、滝を眺め、川辺を親しみながら、また台湾でも初となる透明な空中遊歩道を体験する他、「天空繩橋」という新たな観光スポットも見逃せません。この「スカイロープブリッジ」は、桃園市政府が全面的に整備し、西洋風バレンタインデーに開設されました。この場所を訪れる観光客は、自然に親しみ、雑念を放流しながら、初恋の気持ちを思い出に、素敵な思い出を刻むことのできるよう設計されています。現在、小烏來風景区域を訪れる観光客の中で最も注目されているのは、「スカイウォーク(天空歩道)」で、滝や深い谷が足元にある迫力満点の体験が楽しめます。スカイウォークを後にした方は、歩道から歩いて5分ほどの距離にある「天空繩橋(スカイロープブリッジ)」にも訪れることをおすすめします。この新しくオープンしたロープブリッジは、底面で鋼索を取り付けて70メートルの全長を約50メートル上の大利幹渓谷に設けられており、スカイウォーク版2.0として、驚きと刺激を十分に味わえる構造となっています。2015年に開設したこのスカイロープブリッジは、視覚の極限を挑戦する透明ガラスの構造を持つスカイウォークとは異なり、わずか1人しか通れない約100cmの幅の橋面を歩きます。構造設計上は、この橋は120トンの重量に耐える強度を持ち、風に左右されないよう橋の両側に抗風用の主索が取り付けられています。ただし、スカイウォークの主索が上部に位置するのに対し、ロープブリッジの主索は歩道の下部に設置されているのが特徴です。歩行者の前後からの振動効果により、歩いている最中は谷間を揺すぶるように大きく揺れます。足元には険しい渓流谷があり、左右に設置された鋼索は胸部高さまで達しており、周囲の繁茂した森林景観を一望できるという一風変わった高所挑戦の体験が楽しめます。スカイロープブリッジで深谷を横断する刺激に加え、滝の景観も見逃せません。歩道の中央あたりから、「謎の滝」と呼ばれる峡谷に隠れた滝を眼下に見下ろすことができます。このロープブリッジは片方向の利用に限られているため、対岸には「義興吊橋」と「龍鳳瀑布」の二つの目的が選べます。「義興吊橋」を目指す場合は、往復で1時間半ほどの「水圳古道」を使ってチャレンジ可能です。あるいは、「龍鳳瀑布」の見学を希望する場合は、戻りが20分ほどで済むため、おすすめです。龍鳳瀑布の滝は上部と下部の2段に分かれており、上段の「龍谷瀑布」は約13メートルの高さ、下段の「鳳谷瀑布」は約9メートルの高さがあり、龍谷と鳳谷の双谷が対応しあって美しく、その飛瀑の水蒸気がマイナスイオンとフィトンチダイを充満させ、自然の力によるリフレッシングな体験が楽しめます。