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ヤンゲルージエ

2025-08-25
886-2-26780202
新北市鶯歌區陶瓷街、尖山埔路
台湾の『ジンデジエン(景德鎮)』とも呼ばれる英吋は、島の陶芸工芸の中心地として知られている。2000年に「英吋陶器老街」として公式名称が公布され、新北市政府の指導に基づき、古い窯はリニューアルされ小売店やDIYスタジオに生まれ変わった。「泥から金へ(土から黄金へ)」はこの地域にとってまさに当てはまる表現だ。どの通りも『陶器街』に属する建山埔路(チャンシェンプールー)、慶城街(チンチェンゲン)、遊英街(ユウエイゲン)の通りを歩けば、きらめく陶器専門店で埋め尽くされている。古き街を歩けば、通りの景観や門前のインパクトのあるアイコン、ひいては交通のサインも全てが陶芸の美学で彩られている。 陶文化の首都 江戸後期以来、英吋の建山埔周辺の住民は、その地の特産のひなた粘土をはじめ、薪や石炭といった燃料、水運の利便性を活かして、盛んな陶器産業を築いていく。明治以降に進出した日系企業の影響により、インダストリアルな形で陶器生産が大規模化し、町の産業的ステータスを確固たるものとし、この地域の工芸文化はさらに深く築かれた。 老街を歩き、列車を追いながら 英吋老街の中で出会うのは食器専門店の一つ一つ、アーティストスタジオ、DIY教室、工場直売店など陶器をテーマにした店舗ばかりである。どの店舗も『陶芸』をコンセプトに、アンティーク品はもとより結晶釉や温州漆器、茶器、調理器、オカレイン(オカリン)など実用性と美しさを兼ね備えた陶芸品の数々を扱っている。この通りの入口付近には鉄道ファンにとって外せない見所である鉄道橋が架かっている。通りの通りの上を通る列車は台湾鉄道西部幹線を走る列車で、通りの屋根越しに見ることができる。
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