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磺港漁港

2025-09-25
886-2-89526055
新北市金山區磺溪下游出海口
磺港漁港は金山岬の西南に位置し、金山の磺渓川の河口に築かれた。17世紀、スペイン人が台湾北部を占領し、大屯山から硫黄を採掘した際、この港を通じて輸送したため「磺港(硫黄港)」と名付けられた。厚い砂岩層で形成された金山岬が冬の強い北東季節風を防ぎ、磺港はその直撃を免れ天然の避難港となった。港では豊富な漁獲があり、金山の主要な海産物の港として知られる。温泉に浸かった後は、海産物のごちそうを楽しもう。ほとんどの漁船は延縄漁業を用いるが、一部は「蹦火仔」と呼ばれる火を用いた誘引網漁法を今も実践している。この「松明叉網漁」はバセイ族先住民から受け継がれ、夏の夜に行われる。水を滴らせた炭化カルシウムから発生させたアセチレンを点火し、海面を照らしてマアジやイワシを光に誘い寄せる。「磺港漁火」として金山八景の一つに数えられ、磺港は台湾でこの伝統を守る唯一の場所であり、2015年に新北市文化資産に指定された。
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